CASE STUDY

事例紹介

導入事例のご紹介 case.01

石塚硝子株式会社 ハウスウェアカンパニー様

  • POSTED ON:2017年4月19日
石塚硝子株式会社様の外観が写真です。

属人的な商品情報管理からの脱却。
ネット時代のスピードに対応する、新しい一元管理の仕組みづくり。

  • DATA
    事業内容/ガラス食器の製造販売
    本社所在地/愛知県岩倉市
    URL/http://www.ishizuka.co.jp/pb/houseware/

  • axer利用環境
    導入時期/2017年
    ユーザー数/140人

1819年創業、江戸時代より続く歴史ある企業、石塚硝子グループ。オリジナルブランド「アデリア」をはじめ、総アイテム数は4,000以上にも及びます。近年ではネットショップでの取り扱いも増加。取引先からのデータ依頼の頻度も増え、従来の管理方法では限界を迎えつつありました。そうした中、新たに商品情報管理(PIM)システム「axer」を導入。販売機会に対してスピーディーな対応を可能にするとともに、販促サポート業務の負荷軽減を実現されました。
課題
データを探す、紐付ける、整える・・・
都度発生する対応の手間と非効率を改善したい。

どのような経緯でシステムの導入を検討されたのでしょうか。

佐々木 様
一言でいうと、販促サポート業務の合理化が目的です。われわれの部門では、営業や取引先から「あの資料で使われているあの画像データがほしい」といった依頼を個別によく受けます。日常的に発生するデータの収集や手配の手間をいかに改善するか。スピードが求められるネットでの取り扱いが増えてきたこともあって対応が急務でした。

axer導入前は、どのような仕組みで製品情報を管理されていましたか。

近藤 様
対外的には「プロ専用」という名称のWebカタログを公開していて、以前から画像はそこでダウンロードできるようにはしていたんです。でも問い合わせは一向に減らなくて。
佐々木 様
ネットショップだと、必要とされているのは画像だけではありません。スペック情報の他、コンセプトや特長を訴求するセールスコメントなどもセットで用意する必要があります。その紐付けの作業は近藤がほぼ一人で対応していました。
近藤 様
スペック情報だけを集約したマスターデータはカタログ制作の際に作っていますので、そこに必要な画像をくっつけたりとか。
佐々木 様
要は、都度手作業なんです。媒体はデジタルでも、作業自体はとてもアナログだったんですよね。
近藤 様
収集の仕組みに関していえば、総合カタログに掲載されている主要な製品情報については、窓口である私のところに集まってくるようにはなっていました。ただ、それで全てが網羅できるわけではありません。カタログには掲載されないイレギュラーな素材がたくさんあります。
佐々木 様
各担当者が個別に作った販促チラシやPOPであったり、製品に付ける「しおり」のデータといったもの。それらは一度用が済むと、個々人がそれぞれ独自にデータを保有していました。運用が属人化してしまっていたわけです。
近藤 様
当然、そうした状況に関わりなく「あの時のあの画像」という依頼がくるものですから、大探しになってしまうんです。また、別の局面では、営業担当が取引先にデータを提供する際に自分なりに広げてコメントを書いてしまうケースも少なくなかったんです。結果、同じ製品なのに不統一が発生してしまう。これも、充実した製品情報が一元管理できていれば回避できる問題です。
佐々木 様
とにかく、みんなが簡単に共有し合える一元的な管理の仕組みが要る。そこで、すでに稼動している「プロ専用」のシステムをカスタマイズして何とかできないか、と相談させてもらったのが始まりでした。
  • 佐々木様の紹介写真です。

    営業本部 市販販促部
    販促グループ
    リーダー  佐々木 崇也様

  • 近藤様の紹介写真です。

    営業本部 市販販促部
    販促グループ
    プランナー 近藤 弘美様

導入の
決め手
自分たちの「実現したいこと」に合わせて、必要かつ十分な仕様をコーディネートできる。
その自由度とコストパフォーマンスが魅力。

導入にあたって決め手となったポイントは何ですか。

佐々木 様
axerはできることとコスト面とのバランスが非常に優れていて、他社の製品と比べても導入のしやすさが際立っていると感じました。その点が当社には合っていたと思います。
近藤 様
他社のサービスも含めて複数の候補を検討したんです。検討の一つに、無料のクラウドサービスを利用するという選択肢もありましたが、セキュリティや将来的なデータ容量を考えた結果、見送りました。費用をかけても安心できるものを導入したいと考えたからです。
佐々木 様
かといって、数千万円もの予算をかけて開発するようなハイエンドなシステムを求めていたわけでもありません。そこまではいらないし、きっと使いこなせないことは分かっていました。やりたいことは決まっていて、それに合わせて最適な仕様をコーディネートしてくれたのがaxerだったんです。
近藤 様
固定の決まった仕組みに当てはめるのではなく、当社の「こうしたい」という思いを取り入れて、本当に必要な機能だけを実装いただけたのは助かりました。
佐々木 様
ステップを刻めるのも良かったです。実情に対して、いきなり飛躍したレベル感のものを立ち上げるのではなく、中長期の段階的なバージョンアップの計画をご提案いただきました。当社としてスタートしやすい枠組みを作っていただけたと思っています。
導入の
効果
煩雑なデータ手配作業が圧倒的に効率化。
社内での活用普及も問題なく進行中。

実際に運用を開始されてみて、使い勝手などはいかがですか。

佐々木 様
イメージ通りです。立ち上げの前に試運転期間も設けていただいていましたから。インターフェースも分かりやすいですし、初回からすぐにやりたいことができました。これは使える!と思いましたね。
近藤 様
導入に際しては、大伸社ディライトさんに来ていただいて、社内メンバーへaxerの説明をしていただいたんです。おかげでメンバーの理解もスムーズでした。あとは、実際に運用しながら、メニューの表記の仕方をよりわかりやすくしたり、微調整していくぐらいかなと思っています。
佐々木 様
導入したばかりで活用が広がっていくのはこれからですが、まだ使ったことのないメンバーも一度使ってもらえればきっと利点を実感すると思います。実際、われわれに依頼するよりも楽だし早いですから。問い合わせのほうが少数派になると思う。当社のように扱う品目数が多くて膨大な製品情報をお持ちの企業は、導入効果が特に大きいと思いますよ。

今後はどのような活用をお考えですか。

近藤 様
現在はあくまでも社内的に、製品データの一元管理の場として使っている段階。今後の可能性として、大伸社ディライトさんからは、Web環境と連携させた仕組みもご提案いただいています。将来的にこれが実現すれば、対外的なデータ配信や製品情報のメンテナンスなどがもっとスムーズになるはずです。
佐々木 様
ステップ1としての完成度には大変満足しています。ご提案いただいたように、当社としても中長期の構想を着実に進めていきたいという考えです。導入して終わりではなく、こうして柔軟に発展させていける点もaxerの良さですね。

axerの導入前と導入後の変化を説明した図です。

関連リンク

●axer 特設サイト http://axer.d-delight.jp/